2002.3.11(FRI)-2002.4.10(WED)
作家は自らの絵画をすべて「風景画」だといいます。飄々としたブタも子供が描いたような山や水辺の景色も、また、人物を描いた作品をも同じレベルで捉えているのです。すべては近代化という進歩によって成し得た豊かな生活が孕む、大きな矛盾と悪を抱え込んだ、この時代の風景画というわけです。そのことを現代の表現言語で絵画化している為、悲壮感ありません。数多ある癒し系の絵画ではなく、現代美術のコンセプトをしっかりと踏まえた今の日本絵画表現なのです。